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旬の食材がいちばん多いのは11月の23品、少ないのは2月の11品 ― 12か月の偏りを数える
旬は年間で均等に散らばっていない
「旬のものを食べる」という言い方は年間を通した習慣のように聞こえるが、月ごとに数えてみると、旬の食材の数はかなり偏っている。
このサイトが扱っている旬の食材は60品。それぞれが旬の月を複数持つので、月別に数えると延べ185回になる。
月別に数えると、秋に山ができる
| 月 | 旬の食材 |
| 1月 | 17品 |
| 2月 | 11品 |
| 3月 | 12品 |
| 4月 | 15品 |
| 5月 | 15品 |
| 6月 | 12品 |
| 7月 | 14品 |
| 8月 | 15品 |
| 9月 | 13品 |
| 10月 | 18品 |
| 11月 | 23品 |
| 12月 | 20品 |
もっとも多いのは11月の23品、次いで12月の20品、10月の18品。10月から12月の3か月で61品分あり、年間の3分の1が秋から初冬に集まっている。
もっとも少ないのは2月の11品。11月の半分以下である。「端境期」という言葉があるとおり、冬の終わりは旬が薄くなる。
分類でみると野菜が24品で4割
食材の分類別に数えると、野菜24品、魚介14品、果物10品、きのこ5品、海藻4品、いも3品の計60品。
野菜が全体の4割を占める。旬という言葉が野菜と結びつきやすいのは、実際に品目数が多いからでもある。
魚介14品は、野菜に次いで多い。野菜の旬が産地と気温で決まるのに対し、魚介の旬は回遊と産卵期で決まる。同じ「旬」でも、決まり方が違う。
秋に集中するのはなぜか
秋に旬が集まるのは、収穫期がここに重なるためである。実を付ける野菜と果物、脂の乗る魚、菌床が育つきのこが同じ時期に来る。
逆に2月から3月は、露地の野菜が端境期に入り、魚も産卵前で数が絞られる。この時期に旬の食材が少なく出るのは、統計の都合ではなく実際の供給の形である。
献立に使うときの見方
- 秋は選ぶ、冬の終わりは決める。11月は23品から選べるが、2月は11品しかない。選択肢の数が違う。
- 分類の偏りを補う。野菜24品に対していも3品、海藻4品。旬だけで献立を組むと、分類が偏る。
- 旬は「安い時期」とほぼ重なる。供給が増える時期なので、価格も下がりやすい。
出典
このサイトが扱う旬の食材60品(野菜24・魚介14・果物10・きのこ5・海藻4・いも3)の旬の月を集計した。1品が複数の月を持つため、月別の合計は延べ185回になる。